EPS建材の特徴とは?B

前回は、XPS(押出法ポリスチレンフォーム)とEPSの
違いについてご説明しました。

今回は、「PUF(硬質ウレタンフォーム)」との違いについて
ご説明します。

PUF(硬質ウレタンフォーム)との比較

PUF(硬質ウレタンフォーム)とは、ポリオールと呼ばれる
化学分子と、「触媒」「発泡剤」「整泡剤」と混合させ、
その化学反応から生成されるプラスチック系発泡剤の事を
言います。

ボード状に加工された製品や、施工性が容易な事から、現場で
発泡させる事もできる製品が幅広く使われています。

この素材を見ると、下の写真のようになっていて、一つ一つの
気泡の中に、断熱性を確保する為のガスが封入されています。
flow_2_pic.jpg

発泡剤として、かつてはフロンガスが広く使用されていましたが、
地球環境への配慮から、最近はノンフロン発泡の製品が数多く
出ています。

PUFの場合、その性質上、断熱性能や強度がこの気泡自体に
依存するところが大きいのが特徴です。

製造して間もなくの時は、EPS以上の断熱性能を有する商品もあり
ますが(同じ厚みで比較した場合)、長期的に見て性能劣化はEPS
よりも早いと言えます。

次回は、PF(フェノールフォーム)とEPSの違いについて
ご説明します。

(参考文献出典:EPS建材推進協議会)

EPS建材の特徴とは?A

前回、EPS建材とはどのようなものか?その他の断熱材との
種類についても述べました。では、EPS建材とその他素材の
違いについてまとめてみます。

XPS(押出法ポリスチレンフォーム)との比較

EPSと同じ「ポリスチレンフォーム」の一種ですが、その
製法に大きな違いがあります。

EPSは、ポリスチレン樹脂と炭化水素系の発泡剤からなる
原料ビーズを予備発泡させた後に、金型に充填し加熱する
ことによって約30倍から80倍に発泡させてつくられます。
金型形状をかえることで様々な形状の製品をつくることが
できます。

what05.jpg

これに対し、XPSはポリスチレン樹脂に炭化水素などの発泡剤
を加えて押出成形される点が大きな違いです。イメージとして
「トコロテン」のように型からポリスチレン樹脂が押出される
ような感じです。製品形状は板状になります。

what07.jpg

EPS建材は、XPS建材と比較して、経年変化が非常に少なく、
長期にわたり安定した性能を発揮する点が大きく異なります。

(参考文献)EPS・XPS・PUF(ポリウレタンフォーム)の
      熱伝導率経年変化比較(こちらをクリック)

EPS建材と較べるとイニシャルコストが比較的安価であるため
建築市場において幅広く使われていますが、中長期的に高い
断熱性能を発揮するEPS建材の方が、のちのちの改修費用等を
考えるとはるかに安上がりです。

次回は、硬質ウレタンフォーム(PUF)とEPS建材の違いについて
お伝えします。

(参考文献出典:EPS建材推進協議会)

EPS建材の特徴とは?@

発泡プラスチック系断熱材には、原料や製法の違いによって
次のように分類されており、それぞれの特長を活かした用途
分野に使われています。

what04.gif

ポリスチレンを原料とするポリスチレンフォーム断熱材には、
製法によって「ビーズ法」と「押出法」の2つの種類があります。

ビーズ法ポリスチレンフォームは、「Expanded Poly-Styrene」
の頭文字をとって「EPS」と呼ばれており、ドイツで生まれた
代表的な発泡プラスチック系の断熱材です。

ビーズ法ポリスチレンフォームは、ポリスチレン樹脂と炭化
水素系の発泡剤からなる原料ビーズを予備発泡させた後に金型
に充填し、加熱することによって約30倍から80倍に発泡させて
つくられます。金型形状をかえることで様々な形状の製品を
つくることができます。

what10.jpg what05.jpg

一方、押出法ポリスチレンフォームは、ポリスチレン樹脂に炭化
水素などの発泡剤を加えて押出成形されます。製品は、板状の
形状となります。

what07.jpg

なお、断熱材には「発泡プラスチック系」と、「無機繊維系」
「木質繊維系」の3種類があります。

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(無機繊維系・グラスウール)

what01_03.jpg what01_04.jpg
(無機繊維系・ロックウール)

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(木質繊維系・セルロースファイバー)


次回は、これらの素材の特徴とメリット・デメリットについて
お伝えします。

(参考文献:EPS建材推進協議会ホームページ)